レシピのご紹介

糖尿病食レシピのご紹介

糖尿病といっても患者さまにより病態は様々です。糖尿病治療の目標は、血糖を良好にコントロールし合併症や併発症の発症や進展を予防し、健康な人と変わらない寿命とQOL(生活の質)を保つことです。そのためには、血糖だけでなく体重(内臓脂肪型肥満)、高血圧や脂質異常症、脂肪肝などのコントロールも併せて行うことが重要です。
 そこで糖尿病食の基本は、「適切なエネルギー」と「栄養バランス」そして「減塩」です。 その中でも、「炭水化物(糖質)」は血糖上昇に直接影響するだけでなく、エネルギーとして利用されなかった場合は「脂肪」として蓄積され肥満の原因となります。 血糖コントロールが不良の方や減量が必要な方は、炭水化物(糖質)の摂取量を見直してみましょう。一方「食物繊維」は血糖の上昇を緩やかにしたり、コレステロールの排泄を促したり、腸内環境を整えたりとさまざまな生理作用が注目されています。未精製の穀物や野菜、海藻、きのこ類などの摂取が勧められます。
 当院の調理実習では、以上のポイントをふまえた献立を紹介しています。家庭で手軽にできる旬の素材をいかしたメニューです。 「見た目より食べると満足度が高い」と患者さまにも好評をいただいています。どうぞお試しください。