「おいしい低たんぱく食 東北編」が出版されました
永仁会病院 栄養管理科 主任 瀬戸 由美(監修 昭和大学藤が丘病院 客員教授 出浦 照國)が、「おいしい低たんぱく食 東北編」を出版しました。
- 低たんぱく食レシピ
- 東北地方の郷土料理と食材をアレンジ
- 四季おりおりの食材の工夫

- 著者:瀬戸 由美・鎌田 由香・松永 智仁・石崎 允
- 監修:出浦 照國
- サイズ:A4・112 ページ
- 価格:2415円 (税込)
- ISBN:978-4876896004
- 発行:株式会社カザン
慢性腎臓病の食事療法というと、とても難しいと思われている方が多いと思いますが、決してそうではありません。腎臓病の食事療法の基本を守ること、これを毎日継続すること、これだけでいいのです。もし難しいことがあるとすれば、毎日継続することかもしれません。
ところでその食事療法の基本は、たんぱく質の制限、必要十分なエネルギー摂取、食塩制限の3つだけです。今回、本書で紹介するレシピは、この3つを柱に誰にでも簡単につくれるように解説しています。実際当院で行われている低たんぱく食調理実習10年分のメニューから好評だったものや、つくりやすいものを選りすぐり、一部手直しをして掲載しました。まず、はじめに分量どおりに材料、調味料を計量しつくってみてください。
本書のもう一つの特徴は、東北地方の郷土料理と食材を取り入れている点です。地元ではもちろん今は日本中で簡単に手に入る食材もありますから、そういったものを取り入れて応用することができます。
それから大切に考えたのが四季の変化です。四季おりおり、季節ごとのメニューを掲載しました。料理はおいしいことのほかに変化が大切です。春夏秋冬、季節に合わせた旬の食材を使うことの大切さをわかっていただきたいと思います。
このレシピにしたがって実際につくってみると、「低たんぱく食メニューは難しい」という観念が薄らぐと思います。そして最も大切なことは、「料理はこういうものだ」という既成概念があると、食事療法を続けることはできません。このレシピをもとに患者さんご自身でアレンジして、少しずつご自分の料理へと変える努力をしていただければ、楽しい食事療法を続けることができると思います。
いろいろな活用方法をお楽しみください。
(瀬戸由美)
この書籍の目次をご紹介いたします
- はじめに
- 本書の使い方
- 食事療法の基本 計量のし方
- 基本の治療用特殊食品 調理のし方
第1章 郷土の味を楽しむ
- 宮城
- 青森
- 秋田
- 岩手
- 山形
- 福島
第2章 低たんぱく食事療法のポイント
- 主食の低たんぱく質をカットする
- 動物性たんぱく質を確保する
- エネルギーを確保する
- 減塩する
- カリウムをコントロールする
- 治療用特殊食品一覧
第3章 旬を味わう
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 栄養士から患者さんへ
- 腎臓と低たんぱく食事療法
- 低たんぱく食事療法 調理実習のあゆみ
- おわりに

